2010年11月16日

為替の基本

最近はニュースでやたら「円高、円高」と騒がれていますね。 「このまま円高の状況が続いていったら日本経済は潰れてしまう。」とか。
そもそも、円高や円安になるといったいどういうことが起こるのでしょうか。 僕達の生活にはどういった影響が与えられてくるのでしょうか。今回は外国為替の基本中の基本を、子供にもわかるような内容で書いていきたいと思います。

日本では「円」という通貨が使われていること、アメリカでは「ドル」という通貨が使われていること、あるいはヨーロッパでは「ユーロ」が、イギリスでは「ポンド」という通貨が使われていることはご存知だと思います。日本で買い物をするときは「円」を使いますが、海外旅行などでアメリカに行った時に「円」で物を買おうとしても断られてしまいます。そのために、僕達は円をドルに両替するわけです。
このように、円をたくさんドルに両替する人がいるということは「円よりもドルの方が欲しい」という意思の表れですよね。つまり、円の価値が下がりドルの価値が高くなる…、簡単に言うとこれが「円安ドル高」です。
一方で、アメリカ人が日本へ旅行したいとき、ドルを円に両替すれば逆のことが起こります。「ドルよりも円の方が欲しい」という意思の表れは、ドルの価値が下がり円の価値が高くなるということ、つまり「円高ドル安」になるわけです。
円安とは、円という通貨が世の中に不要なくらいジャブジャブ溢れている状態。円高というのは、円という通貨が世の中にあまり出回っておらず、みんな喉から手が出るほど欲しい状態なんですね。

僕達が日本円をドルに両替するときは、銀行へ行ったり、あるいは空港の両替所へ行ったりして、「この日本円をドルに両替してください。」と頼みます。しかし、この時1ドルもらうのに何円必要なのかは、その時になってみないとわかりません。今日は1ドルもらうのに80円必要だけど、明日は1ドルもらうのに100円もかかってしまう。 1ドルもらうのに日本円でいくら必要なのか…、というレートは毎日変化しているのです。
ここで質問。今日は1ドルもらうのに100円必要、明日は1ドルもらうのに80円必要と言われたとき、あなたは今日いますぐに日本円をドルに両替しますか? …しませんよね。 明日まで我慢すれば20円得した気分。たった20円の差益ですが、これが1ドルではなく100ドル両替するとしたらどうでしょう。今日は100ドルもらうのに10000円必要ですが、明日まで我慢すれば8000円で済んでしまうわけです。
繰り返しますが、前者のように円を沢山払わないとドルがもらえない状態…、円の価値が低い状態を円安と呼び、後者のように少ない円でたくさんのドルがもらえる状態…、円の価値が高い状態を円高と呼びます。

ともすれば、僕達個人が海外旅行をする時、あるいは海外製品を購入するときは、少ない円でたくさんのドルと交換できる円高状態の方がお得のような気がします。しかし、日本人にとって、円高って良いことばかりではないのです。
たとえば、日本を代表する自動車メーカーのトヨタ。トヨタは世界の市場へ、たくさんの自動車を輸出販売しています。アメリカのドラマを見ていても、よく「プリウス」とか「レクサス」を目にしますね。トヨタやソニーなどの企業が、なぜあそこまで大きくなれたかというと、アメリカなどの外国人がたくさん製品を購入してくれたからなんですね。日本人口なんて1億人規模ですからたかが知れています。トヨタやソニーは、日本国内にとどまらず、アメリカという巨大な市場を求めていわたけです。
さて、トヨタがアメリカへ1000万円で自動車を売るとしましょう。本日の為替レートは1ドル100円。つまり、アメリカ人は10万ドルでトヨタ車を購入できるわけです。ところが、明日の為替レートは1ドル80円、昨日よりも20円の円高…。アメリカ人が1000万円のトヨタ車を購入するのには、12万ドル以上かかってしまうことになります。ようするに、円高になると、アメリカ人は日本の製品が高くて買えないような状況になってしまうわけですね。
普段何気なく聞いている経済のニュース。「今日は1ドル80円、昨日は1ドル81円。」というたった1円の差であっても、トヨタやソニーなどの輸出企業にとっては、経営上の大問題になったりするのです。
もちろん、円高によってダメージを受けるのは輸出企業だけではありません。国内産業だって海外からの輸入商品と競合しているわけです。たとえば円高によって海外からの輸入作物が大幅に安くなれば、当然国内の農家は苦しむことになってしまいます。

僕が子供の頃は、もっと(日本銀行が)お札をたくさん刷って、みんなに配ればみんなお金持ちで幸せになれるじゃないか! …なんて思ったものですが、たくさんお札を刷って、日本人全員が年収1億円になれば、今の10倍裕福な生活が出来るかといったら、そうではありません。今の10倍の量のお札を刷ったとしても、世の中の商品や娯楽も同時に10倍の量になるわけではないですよね。食品はもちろん、家電製品や生活雑貨にしたって、そんな爆発的に生産量が増えるわけではありません。つまり、お札をたくさん刷るということは、商品の数はたいして増えてないのに、お金の量だけがどんどん増えていくという状態なわけです。だから、お金の価値が下がっていき、それに合わせて商品の値段はどんどん上がっていきます。みんなが年収1億円になっても、吉野家の牛丼だって1杯3000円になってしまいます。

ところで、現在アメリカが行っている為替政策は、まさにこの「たくさんお札を刷る」というやり方なのです。
アメリカはドル紙幣をたくさん刷って、世の中にジャブジャブ溢れさせようとしています。ドルをたくさん刷れば、ドルの価値が低くなる、つまり円高ドル安になりますね。最近ニュースで騒がれている円高の一因は、アメリカがたくさんお札を刷っていることにもあるのですね。
しかし、アメリカはいったい何故そんなことをしているのでしょうか。
理由のひとつに、アメリカという国が中国や日本といった外国に対してたくさん借金をしているというのが挙げられます。自らドル紙幣を供給することで、自国の借金を目減りさせようという考えです。あるいは、ドル紙幣を刷るだけ刷っておいて(他国に握らせておいて)、ある日突然「アメリカは今日からドル紙幣をやめて、新しい通貨にすることにします。だから、みなさんが持っているドル紙幣は使えません。」という反則技を発動するんじゃないか? …なんていう黒い噂まであるくらいです。

 
posted by もときち at 12:59 | ECONOMY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする 

2010年11月14日

温泉療養のすすめ

最近、随分と「入浴」にこっています。齢をとると風呂が好きになるというのは、本当みたいですねえ。
僕は(マッサージ目当てで)週1のペースで近所のスーパー銭湯に通っていますし、温泉にも比較的多く行くほうです。そういえば長野県は温泉大国。野沢温泉、湯田中、別所温泉、白骨温泉と、全国的にも有名な温泉地が数多く存在しますね。温泉は、湯質によって様々な治癒効果があると言われています。神経痛や消化器疾患を良くしたり、もちろん「肩凝り」にも良いとされています。
下記は僕がよく利用している温泉施設の一覧です。基本的に、長野市内から車で1時間程度、あるいはそれ以内で行けるもののみをピックアップしました。本当は別所温泉や戸倉上山田も好きなんだけど、ちょっと遠いですしね…。ちなみに「湯っ蔵んど」や「湯ったり苑」などのスーパー銭湯を「温泉」と呼ぶのは邪道な気がするので外してあります。


小布施温泉小布施温泉
写真は「穴観音の湯」の露天風呂。内湯もあり鮮やかな白色(じゃっかん緑色)の循環湯です。自宅から近いということもあり、僕が最も頻繁に利用している温泉でもあります。湯に浸かった後、小布施の町で「栗おこわ」を食べるのが最高の贅沢。


山田温泉山田温泉
写真は山田温泉の「大湯」外観。屋内は「ヒノキ」造りになっていて、これぞ温泉という感じ。 お湯が熱くて、僕は長く浸かることができません。紅葉の季節になると山田温泉は観光客でごった返しです。


五色温泉五色温泉
写真は「五色の湯旅館」の野天風呂。山田温泉からさらに奥へ進んだところにあり、天候などの変化によりお湯の色が5色に変化することから、この名前がつかれらました。
僕は1色しか見たことがありませんが…。ちなみに野天はぬるく、内湯はめちゃくちゃ熱いです。


七味温泉七味温泉
写真は「紅葉館」の露天風呂。その名の通り、紅葉の季節になると露天からの眺めが素晴らしいです。名物は「洞窟風呂」ですが、これは男女入替制で、僕はまだ入浴したことがありません。紅葉館周辺にも「山王荘」やら「恵の湯」やら、たくさんの温泉が点在しています。


松代温泉松代温泉
写真は「松代荘」の内湯。自宅からも比較的近い位置にあり、よく出かけます。茶色のお湯は鉄の錆びた臭いがプンプンして、治癒効果が高そうな気がします。浴槽の床がゴツゴツしているから、擦り傷をつくらないように注意。


posted by もときち at 08:50 | HEALTH | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする 

2010年11月13日

マッサージのすすめ

タイ式マッサージ先日、タイへ旅行した際に「タイ古式マッサージ」というのをやってもらいました。 1時間のマッサージが安い店で300バーツ、高くても500バーツ程度。日本円にして1000円ちょっとです。日本で1時間のマッサージをする場合は、安くても6000円程度かかることを考えると、いかにタイの物価が安いかわかります。写真は「キング&アイSPA」という、わりと格式の高いマッサージ店で、僕にマッサージしてくれたスタッフさんと撮影したものです。

このくらい可愛くて、マッサージの上手な女の子がお嫁さんだったらなあと、ついつい妄想してしまいますねえ。 僕は週に1、2回はプロのマッサージ師さんに肩を揉んでもらっているわけですが、やっぱり出費がでかいわけですよ。でも、自分のお嫁さんがマッサージをしてくれるなら、もちろん無料ですよね。それとも夫婦間でも料金が発生するのでしょうか…。
なにはともあれ、僕は今年の5月に自然胸痛にみまわれて以降、どうも肩が凝るようになってしまいました。肩凝りがこんなに不憫なものだとは思わなかったです。それで、肩凝り・疲労をとるために、あらゆるリラクゼーションを試してみました。もちろん、現在進行中で利用しております。以下に、それらのリストと自分なりの感想を記載していきます。


指圧・マッサージ

一番オーソドックスなものですね。近所のスーパー銭湯にいけば、必ずといっていいほど併設されているマッサージ店も指圧系です。これは指の圧力でツボなどを押して筋肉の凝りをほぐしていくもので、価格の相場は20分2000円、1時間6000円程度です。
マッサージをしてもらった直後は、とても気持ちいいことは保障できますが、凝りの原因を根本から治すものではないので、しばらくするとまた肩が凝ってきてしまいます。


整体

整体に関しては、正直、指圧マッサージとあまり区別がつきません。こちらも指の圧力で、背中やら腰やらを押して凝りをほぐしていくわけですが、整体=体の歪みが整っているという感じはあまりしません。実際は整う作業をしているのかもしれないれど、実感はできないでしょう。価格相場はマッサージ同様、20分2000円程度です。


アロマテラピー

アロマオイルを体中に塗り、体中にある反射区を刺激することで、血液やリンパの流れをスムーズにし、人間が持っている自然治癒力を高めていくというもので、これは超おススメですね。血行が良くなり、体中がかゆくなってくる…、これがまた気持ちいいのです。あるいは、僕の通っているお店が上手なだけかもしれませんが…。価格はマッサージより若干高めに設定されています。


カイロプラクティック

体をボキボキならして、歪みの矯正、姿勢改善をしていきます。肩凝りの根本原因は、悪い姿勢や骨格の歪みにあるという思想があり、肩凝りのみならず、椎間板ヘルニアや自律神経失調症、鬱病などにも効果があると言われています。で、僕も10回くらい試してみたわけですが、ヘルニアはともかく、自律神経失調症や鬱病に効果があるとは思えないですねえ…、残念ながら。
価格相場は1回の施術が4000円程度。残念ながらカイロプラクティックの骨格矯正(ボキボキ)自体は数分で終わってしまいます。ようするに数分間4000円という割に合わない値段なわけです。
そんなわけで、カイロ治療院は施術時間を長く演出するために「気功」や「電気自動マッサージ器」を取り入れているお店もあります。まあ、それでも骨格バランス、歪みの矯正、姿勢改善には一番効果があると実感できるのはカイロプラクティックでしょうね。


針灸

体にある経穴という部分に針を刺して、気の流れ(?)に作用して、肩凝りなど体の痛みを軽減していくという漢方的療法です。針灸で使う針は、注射針よりもさらに細く、刺されるときの痛みはほとんどありません。ただ、肺などの臓器周辺に刺されるときは多少の恐怖感があります。 実際に、針を深く刺しすぎて肺にまで到達し、亡くなってしまった方もいるくらいですから…。
価格は1回4000円程度、カイロプラクティックとほとんど同じです。ただし、針を刺したまましばらく放置(あるいは電気を流す)ので、40分4000円程度と考えたほうがいいかもしれません。


ところで、慢性疾患・疲労性疾患など、どのような症状に対しても「捻挫、打撲」などの保険適応名をつけて保険請求をする整骨院を、僕はかなり見てきました。
肩凝りで診療したにも関わらず「これ、保険適応になるから腰痛ということにしておきましょう。」 なんて、勝手に疾患部位まで変えてしまいます。本来の施術以外に無資格者でも扱える「電気マッサージ器」を設置して、保険診療で稼ごうとしている店もあるので注意してください。

posted by もときち at 13:10 | HEALTH | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする 

2010年11月11日

タイ王国の冒険(写真篇)

前回に続き、タイ旅行記(写真篇)です。
今回の旅行で印象深かった出来事ベスト3は、象乗り体験、首にヘビを巻いたこと、それからタイ古式マッサージですね。ともかく物価の安さだけは大満足という感じで、観光地自体はヨーロッパに比べてあまり印象に残らなかったような気がします。なんというか、街並みが戦後の日本という感じでした。
 

タイ写真(01) タイ写真(02)
【ワット・アルン】


タイ写真(03) タイ写真(04)
【ワット・ポー(左)とワット・プラケオ(右)】


タイ写真(05) タイ写真(06)
【ジム・トンプソンの家とエラワン・プーム】


タイ写真(07) タイ写真(08)
【ダムヌン・サドゥアク 水上マーケット】

 
タイ写真(09) タイ写真(10)
【ワット・プラ・マハータート】


タイ写真(11) タイ写真(12)
【ワット・プラ・シー・サンペートとワット・ローカヤスッター】

 
タイ写真(13) タイ写真(14)
【泰麺鉄道】


タイ写真(15) タイ写真(16)
【象乗りとイカダ体験】

posted by もときち at 09:47 | ABROAD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする 

2010年11月08日

タイ王国の冒険

帰国しましたので恒例の旅行記を書いていきます。今回の旅の目的地はタイ。真冬でも最高気温30℃以上という、とんでもなく暑い国である。
滞在中はバンコク市内の観光、タイの代名詞的な存在でもある水上マーケット、世界遺産アユタヤや映画「戦場に架ける橋」で有名になったカンチャナブリーのクウェー川鉄橋など、短い期間だったけれどたくさんの場所をまわることが出来た。

バンコク市内をめぐる冒険

タイ(01)初日はバンコク市内の観光から始めた。僕が宿泊したホテルはサヤーム・スクエアという市内中心部にあって、比較的アクセスの良い場所である。朝7:00に起きてさっそくタクシー移動。ちなみにバンコクのタクシーはメータータクシーとそうでない(正規でない)タクシーがあるのだけど、いずれにせよ物価が安い国なので気にはならない。日本なら2000円とられる距離でも、タイなら300円程度で行けてしまうのだ。

バンコクで最初に訪れたのは三島由紀夫の小説「暁の寺」でも知られる『ワット・アルン』である。
タクシーで対岸のターティエン船着場まで移動し、3バーツ払ってワット・アルンへ。この寺はヒンドゥー教の聖地「カイサーラ山」をイメージして造られ、塔の上部にはエラワンやインドラの石像が飾られている。


ここではヒンドゥー教徒(?)だか、神の使い(?)だか、なんだか知らないけれど妙なコスプレをして写真を撮影してみた。上の写真画像にマウスの矢印をのせてみてください。…なんか、どうみても不審者ですな。
バンコク市内にはワット・アルンを始めとして「ワット」と名のつく建造物がたくさんあるのだけど、これは「寺」という意味。ならば「アルン」は、おそらく「日の出」とか、そういう意味だろう。そういえばお隣のカンボジアには「アンコール・ワット」というのもありましたね…。

ワット・アルンから対岸までボートで戻り、徒歩1分くらいの場所には『ワット・ポー』がある。これはタイ式マッサージと大涅槃仏で有名なお寺だ。
さらに、ワット・ポーから徒歩10分くらいの場所には、バンコク市内で最も賑わう観光名所の一つである『王宮&ワット・プラケオ』がある。
正直、ワット・プラケオ境内はごちゃごちゃしている。日本の寺院のように整然と順路が決められているわけでもなく、どの建物が本堂なのかよくわからないのだ。人が多いという理由もあるけれど。
タイ(02)


そんなわけで、ワット・プラケオはバンコクで一番規模の大きい観光名所で、入場料金も350バーツと、タイにしてはわりと高く設定されていた。ちなみに上の写真は「王宮」である。その名の通り、タイ王国の王様が住んでいた宮殿で、現在では祭典の場として利用されている。


タイ(03)さてさて、ワット・プラケオを観終わったらトゥクトゥクに乗って『カオサン通り』まで移動。トゥクトゥクというのはタイを象徴するイメージにもなっている乗り物で、排気ガスをもうもうと吐き出しながら疾走する三輪車タイプのタクシーである。
これはタクシーメーターのような料金設定はなく、運転手と値段交渉をするシステムだ。まあ、何遍もいうようにタイは破格的に物価が安いので、ふっかけられようが、ぼったくられようが、そんなに憤ることはないのだ。


カオサン通りとは、かつてバックパッカーの聖地として栄えた無国籍地帯。セブン・イレブンもあればマクドナルドもある、今でも格安の宿が軒を連ねているチープな観光場所である。
僕はここで昼食をとることにした。サンドウィッチが20バーツ、日本円にしてたかだか60円程度である。タイなら5万円もあれば1ヶ月くらい楽々と暮らしていけるんじゃないだろうか。

カオサン通りで昼食を済ませたら再びトゥクトゥクを利用して『ジム・トンプソン・ハウス』まで移動。ここはタイのシルク王として有名なジム・トンプソンが住んだ家として知られる。
本名はジェームズ・ハリソン・ウィルソン・トンプソンという。敷地内にある6棟の住居はアユタヤなどから移築されたもので、屋内にはジム・トンプソンが収集した古美術作品の数々が飾られていた。
本人は1967年に謎の失踪を遂げており、行方は未だ不明のままである。
タイ(04)

ここでは何分かおきに日本語のガイドツアーも催されているので利用してみた。
また、タイシルクのお土産屋も隣接されていたけれど、さすがブランド物だけあって、その辺りで売られているタイ土産品とは価格が一桁違った。

タイ(05)ジム・トンプソン・ハウスはバンコクの中心部近くにあり、ここからは徒歩移動である。残念なことに空気はあまりキレイではない。
ジム・トンプソン・ハウスから徒歩20分程度の場所には『エラワン・プーム』と呼ばれる祠がある。ここは朝から晩まで参拝客が訪れる人気スポットで、ときどき奉納の踊り(タイダンス)を見ることも出来る。
写真は梵天様に供えられた花飾り。僕も線香とお花を供えてお祈りしてみた。


そんなわけで旅行初日、バンコク市内観光は無事終了。夕食は有名なタイ料理店「マンゴー」で食べたけれど、やっぱり僕の口には合わないんだな…。トムヤンクンの匂いをかぐと、どうしてもイギリス料理を思い出してしまう。
しかしまあ、ともかく物価が安いことだけは評価できると思う。タイ式マッサージも体験してみたけれど1時間なんと300バーツ!日本円にして1000円程度で出来てしまうのだ。日本で1時間のマッサージをするとなると安くても6000円はすると思う。タイなら毎日マッサージにいける、そこだけは羨ましいな。


ダムヌン・サドゥアク 水上マーケット

旅行2日目は、タイ観光として人気も定着した水上マーケットへ行くことにした。
バンコクから車で1時間くらいの場所にある「ダムヌン・サドゥアク 水上マーケット」だ。ここはもう、タイ政府公認の水上マーケットで、文化保存と観光客誘致のためにわざわざ開発したものだ。
まず水上マーケットから数km離れた場所でボートに乗る。そこから運河を眺めながら市場まで移動するわけだ。
タイ(06)

いかにもタイらしい風景。運河には毒ヘビ注意の看板もたっていて怖かったけれど…。
水上マーケットではたくさん買い物をしてしまった。売られているものは、ほとんどが観光客向けのお土産品ばかりで、僕もわけのわからない民芸品をいくつか購入。荷物になるから途中で捨てるはめになってしまうのだけれど…。

タイ(07)あと、マーケット出口ではテレビでよくみるヘビマフラー体験をすることが出来た。これ、やってみたかったのだ。
ヘビを触った感触は、そんなに気持ち悪いものでなく、なんだかザラザラした人間の肌を掴んでいるような感じである。しっかし、写真を撮りたいのにヘビは落ち着きがなく、静止してくれないのだ。ヘビ使いのおじさんに「ヘビとキスも出来るからやってみないか。」と言われたけれど、さすがにそれは無理だろ。

そんなわけで本日の水上マーケット巡りは終了。それにしても日本人観光客が多いのか、船で商売しているタイ人の方達は日本語が上手だ。いや、上手というほどでもないのだけれど、もう押しが強くてまいってしまった。
「友達、友達、安い、安いよ、チップ、チップ。」 …自分からチップまで要求する外国人を初めて見ました。


世界遺産アユタヤ

古都アユタヤは世界遺産にも登録された。周囲は大きな川に囲まれており、中心部にはいくつもの寺院が遺跡として残されている。
この都は420年間もの間、アユタヤ王朝の都として栄え、17世紀にはヨーロッパとも交易をする国際都市として発展したが、 18世紀になるとビルマ軍に攻め落とされて廃墟と化してしまったのだ。
1日で全ての寺院をまわることは到底不可能なので、有名なものを数か所だけピックアップして観ることにした。
タイ(08)

まずは「ワット・マハータート」。
菩提樹に囲まれた仏頭が有名で、これはアユタヤの象徴ともいえる。 14世紀に建てられた大寺院だけれど、これもまたビルマ軍に破壊され、顔や腕などを失った仏像が遺跡のまわりに佇むのみである。


タイ(09)次に「ワット・プラ・シー・サンペート」。やたら長い名前だ。こちらは1491年に完成した守護寺院で現在残っているのは3基の仏塔のみ。
「ワット・プラ・シー・サンペート」は、当時バンコクの「ワット・プラケオ」に相当するほどの寺院であったという。
ここでは象乗りも体験できたのだけれど、僕は別の場所で象に乗る予定があったのでパスすることにした。

最後に「ワット・ローカヤスッター」へ。
バンコクの「ワット・ポー」のように、巨大な仏像が横たわっている観光名所だ。
アユタヤには、この他にも「ワット・ヤイ・チャイモンコン」や「日本人町跡地」、「ワット・プーカオ・トーン」など、まだまだたくさんの見所がある。


戦場に架ける橋

初めてバンコクへ行く観光客は、たいてい「アユタヤ」と、このカンチャナブリー県にある「クウェー川鉄橋」を選択するだろう。後は「パタヤ」などのリゾート地くらいのものである。
クウェー川鉄橋は映画「戦場に架ける橋」で一躍有名になった。第二次世界大戦中、鉄道建築に駆り出された人々の過酷な日々を描きだした傑作映画である。この橋の最大の特徴は、徒歩で渡ることが出来る点だ。
タイ(10)

ただ、足場がわりと危険で、写真撮影に夢中になっていると下に落っこちてしまうから注意が必要だ。
バンコクからカンチャナブリー、さらにナム・トクと呼ばれる場所までは泰麺鉄道と呼ばれる線路があり、現在でも列車が走っている。

タイ(11)で、僕もここから列車に乗ってみることにした。
洗練された日本の列車とは大違いで、地震でもあれば全壊してしまうような、ともかく古い作りである。
駅名は忘れてしまったけれど、クウェー川鉄橋から数駅の場所まで移動してみた。途中、崖っぷちを通過したり、岩壁すれすれの場所を通ったりとスリル満点であった。


乗車中、僕が座席に座っていると子供達が寄ってきて「絵はがき、安い、安い、友達。」と、しつこかったので購入したわけだが、購入したにもかかわらず、数分後に再び「絵はがき、安い、友達。」である。そんなわけで、落ち着いて座ることが出来なかったので、ずっと写真撮影ばかりしていたのだ。


象使いとイカダ乗り

旅行最終日は、バンコクから車で2時間ほど離れた場所で、象乗り体験をする予定であった。かなり山奥の森林地帯にあって、インターネットで調べて独自で行くことにしてたから、かなり楽しみにしていたのだ。「地球の歩き方」などのガイドブックにも載っていない、マニアックな場所である。

象の背中はかなり揺れる。象使いと一緒に森の中をノシノシと進んでいくと、川へ辿り着く。川の中では象と一緒に水浴びをしている女性もいた。
途中、象使いのおじさんが「400バーツで、お前一人で象に乗せてやるがどうだ?」 と、提案してきたので、こんなチャンスは滅多にないと思い承諾した。やっぱり、象使いが一緒じゃないと少し怖かったけど、写真もたくさん撮ってもらったし、良い経験になったと思う。ズボンが象臭くなったけれど…。
タイ(12)

象乗り体験に続いて、イカダの川下りも体験することにした。
まず、始めにボートとイカダをロープで縛って、上流まで移動する。 1kmほど進んだら、ロープを外して、あとは川の流れとオールに任せて下って行くのだ。

タイ(13)オールでイカダを漕ぐ役が10歳かそこらの少年なのにはびっくりした。タイって、義務教育がない国だったのだっけ?
後から聞いたのだけれど、彼らは元々タイ人ではなく、ビルマ人だったらしい。少年はこの仕事を幼い頃からしているのだろうか、とっても上手に、ピタリと船着き場まで帰還することができた。
僕は少年にチップとして100バーツ渡したのだけれど、少年の親だか、あるいは上司だかが、少年から回収してしまった。ひでえ…。(`Д´)

どうしても少年自身にチップをあげたかったので、彼の連れが見ていない隙に、「これは君自身へ。」と、また100バーツを渡したのだけれど、少年は素直なのか、あるいはそういうしきたりなのか、自ら連れのおじさんに100バーツを渡してしまった…。くそー。


バンコクのナイトスポット

最後に、バンコクの夜遊びについてちょこっとだけ書いておこうと思う。
観光客がタイのナイトライフを楽しむ場合、ジャンル的には大きく3つくらいに分けられるだろう。ショッピング、ショー鑑賞、それからゴーゴーバーだ。まずはショッピング。写真は『パッポン通り』という、世界的にも有名なナイトスポットである。昼間はひっそりとした通りも、夜になるとこのように観光客向けの屋台でびっしりと埋まってしまう。
タイ(14)

売られている商品には、有名ブランドが目立つけれど、もちろん偽物ばっかりだ。一昔前までは、このパッポン通りがゴーゴーバーの聖地だったのだけれど、今ではもう廃れた雰囲気で、どちらかというとショッピングがメインだろう。

タイ(15)2つめの夜遊びとしては「ニューハーフショー」が挙げられるだろう。これはもう両手に花ならぬ、両手にオカマである。やたらガタイの良い女性…じゃなくて綺麗な男性が繰り広げるインターナショナルな催し物で、なかには体格の小さい、小西真奈美にそっくりの女性までいて…、じゃなくて男性までいて、一緒に写真撮影してもらおうと、近寄っていくのだけれど、なんだかドキドキして、結局声をかけられなかった。

頭では「彼らは男性なのだ。」と理解していても、どうしても視覚が女性として見てしまうから…。肩に手をまわすのも躊躇してしまった。情けない…。

バンコクの夜遊び、最後の1つはゴーゴーバーである。ゴーゴーバーとは、早い話が性風俗店である。ストリップクラブに似た雰囲気で、僕達客は舞台の上で踊っている女性を見ながら、飲食を楽しむ。そして、自分の気に入った女の子がいたら、そのままお持ち帰りも出来るという仕組みだ。

もちろん、僕は観光目当てで入店しただけであり、お持ち帰りはしなかったし、というか持ち帰る勇気もなかった。というのも、旅行前にバンコクのゴーゴーバーについて色々と調べたわけだけれど、ゴーゴーバーには本物の女性の中に「オカマ」も混じっていて、区別するのが非常に難しいという怪談があるからだ。

posted by もときち at 23:56 | ABROAD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする 
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