2009年12月18日

アダルト経済盛衰記

インターネットの普及により経済のグローバリゼーションが行われていく。そして、グローバリゼーションはアダルト業界においても例外ではなく、現在においては国境を越えたセックスの取引がますます容易になりつつある。アダルト市場は他の市場と違って、性欲という人間の根源的欲求に基づくものであり、景気の良し悪しに関わらず常に一定の需要があると言われている。けれども、リーマンショック以降の世界的な不況は、どうやら先進諸国のアダルト市場にも大きな打撃を与えているようなのだ。
たとえば、米成人向け男性誌『ハスラー』を創刊したラリー・フリントと、『Girls Gone Wild』 というアダルトDVDシリーズのクリエイターであるジョー・フランシスは、低迷するアメリカの経済が、われらアダルト業界に水を差したとして政府に50億ドルの財政支援を求めたりした。政府がGM・クライスラーなど自動車のビッグスリーに財政支援を行うのに対し、「自動車などなくても国民はやっていけるが、セックスなしではやっていけない。議会が米国の性的欲求を回復させるべき時だ。」と、彼らは訴えている。まあ、確かにおっしゃる通りなんだけど。
 
以前から「性」は、ひとつのマーケットを形成してきた。
たとえば、途上国の女性は就業機会に恵まれず、生活していくだけに十分な収入を得ることが出来ない。そこで、彼女達は唯一の商品である「自分の体」を売ってお金を稼ぐという市場に参入することになる。彼女達は、売春によって得た収入で家族や子供を養っていくのである。
そして、この現象はもはや途上国だけの問題だけではない。昼は会社でパソコン仕事の事務員をやりながら、夜はキャバクラでホステス、あるいはデリヘルで風俗嬢として働いている…、そんな既婚女性が日本でも増えているからだ。若くして離婚したシングルマザーなら尚更のこと。彼女達は良心の呵責に苦しみながらも、子供の養育費を稼ぐために、仕方なく風俗産業に参入していくのである。もちろん、こうした経済的理由を持つ女性がマーケットに新規参入してくると、以前からキャバ嬢・風俗嬢として働いている女性にしたら競争相手が増えてたまったもんじゃない。
 
風俗店も極めて厳しい状態にある。都内のあるデリヘル経営者は、「週末でもまったく電話が鳴らない。本当に静かだ。昨年もひどかったが、今年はもっと悪い。」と嘆く。廃業する業者や女性従業員も多いと聞く。また、デリヘルやソープに職がない女性が殺到しているらしく、あるデリヘル経営者が言うには、「広告を出さなくても女の子が問い合わせてくれるので楽だが、本当に何にもできない、フェラチオの経験もない子までいるので、ちょっと困る。」とのこと。<不況に見るフーゾクの価格暴落今昔:メンズサイゾーより>

 
さらに、グローバリゼーションの波がこの業界にも襲いかかる。日本のアダルト市場に外国人風俗業者が参入してくるわけだ。そして、我が国はデフレ不況の真っ只中である。銀座の高級クラブに高いお金を払うより「出来るだけ値段の安い外国人女性のお店に通った方がお得だ。」という男性が増えてくるのは当然の流れなのだ。
キャバクラ・風俗の業界にも波及するグローバリゼーション。そう遠くない未来、もしかしたら日本人女性が中国へ出稼ぎ売春に行くような時代が到来してしまうかもしれない。
 
 
posted by もときち at 14:21 | ECONOMY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする 
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